ブラックペアン2のバイオリン挿入曲は誰の何て曲?クラシックのピアノ曲名も一覧で解説

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲は誰の何て曲?クラシックのピアノ曲名も解説

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ブラックペアン2の天城の芸術的なテクニックが印象的な手術シーン。

手術シーンに使われている、クラシックのバイオリン挿入曲が話題です。

天城のテクニックとバイオリンのテクニックが相まって、圧巻の手術シーンを作りだしています。

第2話の放送中には、天城を演じる二宮和也さんがXに「天城クラシックタイム入った」とポストしたことも話題になりました。

「カッコイイ!」「選曲のセンスが最高!」などの声が上がっているその曲は、誰の何という曲なのでしょうか。

バイオリンだけではなく、ピアノ曲の曲名も気になっている方もいるはず。

そこで今回は、ブラックペアン2のバイオリン挿入曲とピアノ挿入曲について、誰の曲?曲名は?などの疑問を調査しました。

クラシックに詳しくない方でもわかるように解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

*ドラマのネタバレを含みます!これからドラマを見る予定の方はご注意ください*

 

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲の曲名は?作曲者は誰?

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲

第1話:パガニーニ作曲【24の奇想曲 第24番】(または24のカプリース)

第3話:サン=サーンス作曲【死の舞踏】

バイオリンの曲が流れていたのは、天城先生の手術シーンです。

天城先生の天才的な手術とクラシックという芸術とが融合し、さらに印象的な場面になっています。

ブラックペアン2のキャッチコピーに「手術じゃない。これは芸術だ。」とあり、天城も第1話で「オペは芸術だもん」と言っていました。

ところで、1話ごとに毎回違うクラシック曲が挿入されていることに気付きましたか?

それぞれの挿入曲を、選曲された理由を考察しながら、わかりやすく解説します。

 

バイオリン挿入曲第1話:パガニーニ作曲【24の奇想曲 第24番】の解説

パガニーニの【24の奇想曲 第24番】は、バイオリン演奏の極限に挑戦した傑作として知られています。

この曲は、全24曲からなる奇想曲集の最後を飾る作品で、無伴奏のバイオリン独奏曲です。

短い印象的な主題が、パガニーニの卓越した技巧によって次々と変奏され、バイオリンの可能性を最大限に引き出されている曲になります。

パガニーニは、イタリアのバイオリニストであり作曲家です。

その驚異的な演奏技術ゆえに「悪魔に魂を売った代償として演奏技術を手に入れた」と噂されたと言われています。

また、病弱だったため体が痩せていて目つきが鋭い容姿も「悪魔」と言われるゆえんだったのかもしれません。

さらには、お金や利益に貪欲で、自分の演奏会のチケット代を高額にしたという話しも残っているのです。

こうして見てみると、天城とパガニーニには共通点があるように思えてきませんか?

両者とも「卓越した技術」を持ち、両者とも「悪魔」と呼ばれ、両者とも「金に執着」しています。

もしかしたら、この共通点もパガニーニの曲が選ばれた理由になっているかもしれません。

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バイオリン挿入曲第3話:サン=サーンス作曲【死の舞踏】の解説

「死の舞踏」は、サン=サーンスが作曲した交響曲(オーケストラの曲)で、彼の代表作のひとつです。

この曲は、死が人々を踊りへと誘うという、どこか不気味で幻想的な世界を描いています

バイオリンのソロ部分に、不協和音がたくさん使われているのが特徴で、死神のバイオリンを表現しているとか。

技術的にも難易度が高く、速いテンポでの音の移り変わりや高音域の演奏、複雑なリズムなどは、演奏者にも高い演奏技術が求められます

ドラマではバイオリンとピアノで演奏された曲になっていました。

この曲が流れたのは、30分という時間制限がある緊迫した手術シーンです。

天城と世良のふたりで執刀する場面は、バイオリンとピアノの掛け合いがそのシーンにぴったりとはまっていたのが印象的でした。

ふたりで1つの手術を完成させている、という点も表現されているのかもと思った方も多いのでは!?

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ブラックペアン2のピアノ挿入曲の曲名は?作曲者は誰?

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲は誰の何て曲?クラシックのピアノ曲名も解説

ブラックペアン2のピアノ挿入曲

第2話:ベートーヴェン作曲【悲愴 第3楽章】

第4話:モーリス・ラヴェル作曲【ボレロ】

第5話:オッフェンバック作曲【天国と地獄】

手術シーンのクラシック曲は、バイオリンだけではなくピアノ曲も使用されていました。

どうやら、世良先生に対するテーマとして、ピアノが使われているようですよ。

 

ピアノ挿入曲第2話:ベートーヴェン作曲【悲愴 第3楽章】の解説

ベートーヴェンは、小学校の音楽室に必ず肖像画が飾ってあるほどに、誰もが知る有名な作曲家です。

彼は幼少期から天才的な音楽の才能を発揮し、音楽界に大きな影響を与える作品を多く残しています。

「悲愴」は、1797年頃に作曲されていますが、ベートーヴェンはこの時期から難聴の兆候があったそうです。

この曲には、ベートーヴェンが難聴を自覚しその苦悩が表現されていると考えられています。

第1楽章・第2楽章が、重々しい悲壮感があるのに対し、第3楽章は軽快なリズムと明るいメロディが特徴です。

エネルギッシュで壮大な雰囲気で、曲のフィナーレに向かっていきます。

ドラマでは、手術中のトラブルを天城先生の天才的な発想と技術で解決し、患者を救うシーンで使われています。

このドラマのストーリー展開と曲の第1楽章~第3楽章への流れも、リンクさせているのでしょうか

さらに、天城先生の人と金を弄ぶようなスタイルと天才的な技術など、普通の人には理解しがたい”孤高な領域”は、

ベートーヴェンの天才音楽家であることや難聴による孤独などと親和性を感じます

SNSでも「ここで悲愴は天才…」「選曲、最高だな」などと湧き、悲愴が流れる華麗なオペシーンに引き込まれた方がたくさんいたようです。

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ピアノ挿入曲第4話:モーリス・ラヴェル作曲【ボレロ】の解説

ラヴェルは、19世紀後半から活躍したフランスの作曲家で、7歳からピアノを始め若くから才能を発揮していたそうです。

ラヴェルは完璧主義者として知られており、ボレロも技術的完成度を重視して作られた作品だと言われています。

ボレロは、単調なリズムを繰り返しているというのが特徴的で、スネアドラム(小太鼓)が最初から終わりまで絶え間なく演奏されており、独特な緊張感を感じます。

ドラマでは、世良先生の手術シーンで使用されていました。

緊迫した中でAIに頼らず、自分を貫き通して淡々と手術を進める姿が、曲のイメージにぴったりだったのではないでしょうか。

さらに、原曲ではなく【→Pia-no-jaC←】さんが演奏する、現代的にアレンジされた音源が使われていたのも興味深いです。

世良先生の、若い新たな才能を表現したともとれるし、アップテンポなアレンジがより緊迫感を表現していたともとれます

そしてやはり、天城先生がバイオリンで世良先生がピアノ、とイメージされているようですね。

第4話は、話しが簡潔せずに第5話に続く形で終わっています。

第5話で天城は手術を引き受けるのか!?

もし引き受ければバイオリンのクラシック曲が使われるのではないか、と個人的には予想しています♪

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ピアノ挿入曲第5話:オッフェンバック作曲【天国と地獄】の解説

オッフェンバックは19世紀フランスの作曲家で、97作品ものオペレッタを生み出した多作な音楽家です。

彼は自身の劇場を所有し、パリの音楽界で重要な役割を果たしたと言われています。

『天国と地獄』は、オッフェンバックの30作目のオペレッタで、1858年に初演されました。

当時大ヒットし258日のロングランを記録したそうです。

メロディーには、誰もが耳にしたことのある「運動会でよく流れる音楽」が含まれています。

オッフェンバックの軽快で風刺的な音楽スタイルが存分に発揮された作品といえるでしょう。

今回使用されたのは、ユーチューバービアニストのまらしぃさんが演奏する「ちょっとつよい天国と地獄」だったそうです。

アレンジが加わって、より軽快な雰囲気がテンポのいい手術シーンとマッチしていましたね!

ワクワクドキドキが止まらないシーンでした。

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ブラックペアン2のその他の挿入曲の曲名は?作曲者は誰?

ヴァイオリンとピアノ以外の楽器を使った挿入歌も使用されていました。

ブラックペアン2のその他の挿入歌
  • 第5話 ロッシーニ作曲【ウィリアム・テル序曲】

 

その他の挿入曲第5話:ロッシーニ作曲【ウィリアム・テル序曲】の解説

ジョアキーノ・ロッシーニは19世紀イタリアを代表するオペラ作曲家です。

彼の最後のオペラ『ウィリアム・テル』の序曲は、クラシック音楽の中でも特に人気の高い作品のひとつです。

この序曲は4つの部分から構成されており、独創的な構成が特徴になっています。

第1部は夜明け、第2部は嵐、第3部は静けさを表現し、最後の第4部「スイス軍隊の行進」が特に有名です。

ドラマの中でも、「スイス軍隊の行進」が使用されていました。

エルカノとの共同作業を軽快なリズムで表していたのが印象的です。

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ブラックペアン2の挿入曲にクラシックが用いられている理由を考察

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲は誰の何て曲?クラシックのピアノ曲名も解説

クラシックという言葉は、ラテン語のclass(クラス)に由来していると言われています。

意味としては、最高クラスの・一流の・格式ある、などの意味です。

主に、文学や音楽などの芸術系の事柄に対して用いられています。

ブラックペアン2でも、天城は手術を「芸術」と表現していて、まさにクラシックの言葉の意味と合致しています。

さらには、

  • 天城がダイレクトアナストモーシスができる唯一の医師であること
  • 新病院のスリジエハートセンターを、一流の治療が受けられる病院にしたいという想い

など、天城の存在や思想ともリンクしていることから、ストーリーを盛り上げる挿入曲として選ばれているのではないか、と考えられます。

 

まとめ

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲は誰の何て曲?クラシックのピアノ曲名も解説

ブラックペアン2のバイオリン挿入曲とピアノ挿入曲について、誰の曲?曲名は?などの疑問を調査しました。

誰の曲なのか、作曲者の人物像、曲の情景などを見てみると、その選曲のセンスに脱帽です。

天城先生やブラックペアン2のストーリーとの融合も考えられて選曲されたのでは?と思う部分がありました。

クラシックに詳しくない方でも、曲名や曲の情景を少し知ってからもう一度ドラマを見返してみると、また違った見方ができるかもしれません。

第1話から第3話までを見てみると、バイオリン挿入曲やピアノ挿入曲など、1話ごとに違うクラシック曲が使われていました。

次の手術シーンにどんなクラシック曲が使われるのか、既にワクワクしている方も多いことでしょう。

今後、ストーリーだけではなく、クラシックの挿入曲にも注目していきたいですね♪

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この記事を書いた人

のどかな田舎在住のはなです。
ふたりの子どものママをしながら、ゆるりと暮らしています。

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