ハクビシンが”猫を食べる”って本当?
そんな噂を耳にして、不安になった方もいるのではないでしょうか。
最近では住宅街や田舎の集落でもハクビシンの目撃が増え、夜中に屋根裏でガサガサ音がすることも。
実はハクビシンは雑食性で、比較的なんでも食べます。
なんでも食べると聞くと、「うちのかわいい猫が襲われるかも」と心配になりますよね。
【この記事でわかること】
- ハクビシンは”猫を食べる”ことがあるか?
- ハクビシンと猫の関係
- ハクビシンと猫、どっちが強いか
- ハクビシンからペットの猫を守る方法
この記事では、ハクビシンがペットとして飼っている”猫を食べる”ことがあるのか、どっちが強いのかを比較しながら、飼い猫を守るための具体的な対策まで、わかりやすく解説します。
安心して愛猫と暮らすために、ぜひ読み進めてみてください。
Contents
ハクビシンは猫を食べる?猫を襲う可能性は?

結論からいうと、ハクビシンが元気な大人の猫を食べてしまうことは、ほぼありません。
ハクビシンは夜行性の雑食動物。
雑食といっても、手当たり次第に攻撃して食べ荒らすわけではありません。
このことから、猫を積極的に狙うことはほとんどありません。
基本的に人や他の動物を避けるという臆病な性格なので、攻撃的な行動はあまり見られないのが特徴です。
出くわしてすぐに襲ってくる、というわけではないようですね。
ただし、条件次第では猫を襲う可能性もあります。
たとえば、体の小さい猫や子猫は、ハクビシンが好む”小動物”に該当する可能性が出てきます。
また、ハクビシンが逃げ場のない状況になったり、弱っている猫に出くわしたりした際には、ハクビシンが攻撃的になることがあるようです。
また、庭やベランダにキャットフードを置いていると、匂いにつられてハクビシンが近づくケースも。
人の世界以上に、動物の世界では食べ物をめぐるトラブルは深刻です。
うっかり置きっぱなしにした食べ物や、庭の木の実などにより、思わぬ接触が起きることもあります。
ハクビシンと猫どっちが強い?3つのポイントで比較

- もし両者が遭遇したら、どっちが強いの?
- 最終的に勝つのはどっち?
ということも知っておきたいですよね。
実は、体格や攻撃力には大きな差はありません。
ハクビシンの体重は3〜5kg前後で、一般的な猫とほぼ同サイズです。
ただ、木登りが得意で噛む力も強く、鋭い犬歯を持っています。
一方で猫は、俊敏さが武器。
爪を使った素早い攻撃、いわゆる猫パンチが得意ですが、危険を察知すればまずは一目散に逃げていく場合が多いです。
つまり、力では互角、でも逃げ足では猫が一歩リードしていると言えるでしょう。
体格・攻撃力・俊敏性の違い

ハクビシンは、猫よりやや大型で、攻撃性は威力重視の持久力タイプ。
一方猫は、大きさではやや劣るものの、攻撃力はスピードと瞬発力が武器です。
お互いに縄張り意識があるため、思いがけない遭遇により突発的に争いが起こることもあるでしょう。
出くわす場所や状況によって、優劣が変化すると言えるでしょう。
実際に争うことはある?その結末は
実際には、両者が直接戦うことは滅多にありません。
ハクビシンは基本的に臆病で、人や他の動物を避ける傾向があります。
しかし、猫が威嚇したり、餌場を守ろうとして接近すると、噛みつきなどの攻撃に発展することがあります。
結果としては、どちらかが大けがをするというよりも「ハクビシンが逃げる」ケースの方が多いといわれています。
ハクビシンから飼い猫を守るための3つの対策

ハクビシンが現れても、日常のちょっとした工夫で猫を守ることができます。
とくに次の3つを意識するだけで、被害のリスクを大きく減らせます。
屋外に餌や生ごみを置かない
ハクビシンは嗅覚が鋭く、食べ物の匂いを頼りに行動します。
庭やベランダにキャットフードや残飯を置くと、夜間に寄ってくる可能性が高まるので要注意です。
ゴミを外に置く場合は、フタ付きのゴミ箱に入れるなど、匂いを遮断するようにしましょう。
夜間は室内で過ごさせる
ハクビシンは夜行性なので、夜間に猫を外に出しておくのは危険です。
とくに田舎や山沿いの地域では、遭遇のリスクが高まります。
夜はできるだけ室内で過ごさせ、朝や日中も目が届く範囲に限定することがおすすめです。
ハクビシンを見かけたら無理せず専門業者へ相談
もしハクビシンを見かけた場合、自分で追い払おうとするのは危険です。
威嚇すると逆に攻撃されることがあります。
天井裏や庭で糞尿、足跡、果実の食べ跡などの痕跡を見つけたら、専門の害獣駆除業者に相談するのが一番です。
早めの対応が、猫と家族を守る第一歩になりますよ。
まとめ
ハクビシンが”猫を食べる”ことは、実際にはかなりまれです。
とはいえ、子猫や弱った猫が襲われる可能性はゼロではなく、夜間や屋外での行動には注意が必要です。
屋外に餌や生ごみを置かない・夜は室内で過ごす・見かけたら専門業者に相談する。
この3つの対策で、ハクビシンとのトラブルは大きく防げます。
「ハクビシンが、可愛がっている飼い猫を食べるのでは?」という不安を感じるときこそ、正しい知識と対策で冷静に対応しましょう。
あなたの大切な猫を守れるのは、日々のちょっとした心がけです。
