日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の舞台となっている軍艦島。
世界遺産にも登録されている軍艦島ですが、歴史的な背景や独特の景観から、多くの観光客に人気のスポットです。
軍艦島への旅行を計画している方、午前と午後のどちらがいいか迷っていませんか?
実は、軍艦島上陸率は時間帯によって変わるんです。
午前と午後、どちらが上陸しやすいのでしょうか?
また、せっかく行ったのに上陸できないこともあるようですが、その理由はなぜなのでしょうか?
この記事では、軍艦島上陸率が午前と午後でどう違うのか、そして上陸できない理由はなぜなのかについて詳しく解説します。
上陸できない理由を知れば、より確実に軍艦島を訪れる計画が立てられますよ。
軍艦島への旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
軍艦島上陸率は午前と午後どっちがいい?
軍艦島に上陸するツアーは、午前と午後に分けて行われることが一般的です。
では、どちらが上陸率が高いのでしょうか?
答えは、ズバリ「午前」のほうが上陸できる確率が高いとされています。
ある軍艦島クルーズ会社のデータによると、午前の上陸率は約80%なのに対し、午後は約60%とのこと。
これは大きな差ですよね。
その理由は、午前中のほうが天候が安定しやすく、海の波も比較的穏やかなことが多いためです。
午後になると、風が強くなったり波が高くなったりして、上陸が難しくなる場合が増えます。
特に、夏場や台風シーズンなど、天候が変わりやすい時期は午後の上陸率が下がりやすい傾向にあります。
そのため、軍艦島への上陸を確実にしたい方は、午前のツアーを予約するのがおすすめです。
上陸率がいい時期
軍艦島上陸率は、季節によっても変わってきます。
特に、春から秋にかけての穏やかな気候の時期が最も上陸しやすいとされています。
特に、5月から10月までの期間は比較的天候が安定しているため、上陸率が高くなる傾向にあります。
この時期は、海が穏やかで、視界も良好な日が多いんです。
逆に、冬場は波が高くなることが多く、上陸できない日も増える傾向にあります。
特に12月から2月の寒冷前線が通過する頃は、風が強くなり、上陸が難しくなる時期です。
ただし、これはあくまで傾向であって、必ずしも当てはまらないこともあります。
例えば、台風の影響で夏でも上陸できないこともありますし、冬でも穏やかな日があれば上陸できることもあります。
軍艦島上陸を計画する際は、季節と時間帯の両方を考慮して、できるだけ上陸率の高い時期と時間を選ぶのがおすすめです。
軍艦島に上陸できない理由はなぜ?
軍艦島に上陸できない理由にはさまざまな要因があります。
- 波が高い
- 風が強い
- 視界が悪い
- 島で工事が行われている
- 島が定期検査中
以下では、上陸が制限される主な理由を具体的に紹介していきます。
軍艦島に上陸できない理由①波が高い
上陸できない最も一般的な理由は、波が高いことです。
軍艦島の周辺は外海に面しているため、波が高くなりやすい環境にあります。
波が高いと、船が桟橋に安全に接岸できません。
また、乗客が船から島に渡る際の安全も確保できません。
長崎市の安全基準では、波の高さが0.5メートルを超えると上陸禁止です。
高さとしたら人の膝下くらいで、一見それほど高くないように感じるかもしれませんが、この程度の波でも船の安定した接岸や乗客の安全な移動が難しくなってしまいます。
軍艦島に上陸できない理由②風が強い
風が強い日も、軍艦島への上陸が難しくなる要因のひとつです。
強風は波を高くするだけではなく、波が高くなった結果、船の操縦や接岸が難しくなります。
また、島に渡る際の乗客の安全にも影響を与えます。
長崎市の基準では、風速が秒速5メートルを超えると上陸禁止です。
秒速5メートルというと、木の葉や細い枝が絶えず動く程度の風になります。
日常生活の中では、そこまで強くない風かもしれませんが、海上では陸上よりも風の影響を受けやすいんです。
特に午後になると風が強くなることが多く、船の運航が危険になるため上陸ができなくなることがあります。
軍艦島に上陸できない理由③視界が悪い
周辺の視界が悪い日も、軍艦島への上陸が難しくなります。
特に、霧や雨の日は視界が悪くなり、船が安全に運航できません。
長崎市の基準では、見通せる距離が500メートル以下の場合、上陸禁止です。
梅雨時期や台風の接近時には、雨による視界不良で上陸できないこともあります。
視界が悪いと、他の船との接触の危険性や、上陸時に船が座礁するなど、様々なリスクが高くなるためです。
影響度によっては、ツアー自体が中止になる場合もあります。
軍艦島に上陸できない理由④島で工事が行われている
軍艦島は老朽化が進んでいるため、定期的に補修工事が行われています。
この工事期間中は、安全確保のため上陸が制限されることがあります。
工事の内容によっては、一部のエリアのみ立ち入り禁止となる場合もあれば、大規模な工事の場合は島全体への上陸が禁止されることも…
工事の情報は事前に公表されることが多いので、ツアーを予約する前に確認しておくといいでしょう。
過去には、台風の影響で緊急の補修工事が入ったこともあるようです。
軍艦島に上陸できない理由⑤島が定期検査中
軍艦島では、安全性を確保するために定期的な検査が行われています。
この検査期間中も上陸禁止です。
検査では、建物の劣化状況や地盤の安定性、見学路の安全性などがチェックされます。
通常、年に数回行われ、1回の検査は数日から1週間程度です。
定期検査の日程は事前に公表されるので、ツアーを予約する際に確認することができます。
しかし、検査の結果によっては、緊急の補修工事が実施される可能性があることも覚えておきましょう。
まとめ
この記事では、軍艦島上陸率は、午前と午後どっちがいいのか、上陸できない理由はなぜなのか、についてまとめました。
軍艦島上陸率は午前の方が高く、午後になると風が強まりやすいため上陸率が下がります。
上陸できない理由には、波が高い、風が強い、視界が悪いなどの自然条件のほか、工事や定期検査なども要因になっています。
上陸したい場合は、天候の安定している5月から10月の時期の午前中を狙うのがおすすめです。
ただし、自然相手なので100%保証はありません。
上陸できない可能性も考慮して、柔軟な旅程を組むことをおすすめします。
上陸できない理由がなぜかを知っておくことで、より上陸率が高い日程で旅行の予定を立てられますよ。