映画『はたらく細胞』は、細胞たちが擬人化されて体内で活躍するという、ユニークな作品です。
- 「はたらく細胞」の映画、子供と一緒に見たいけど大丈夫かな?
- 子供が怖いシーンはあるの?
- 楽しむ子供見れるのかな?
そんな疑問を持つ親御さんも多いはず。
実は、はたらく細胞の映画には子供が見れる工夫がたくさん!
でも、ちょっと怖い場面もあるんです。
この記事では、はたらく細胞の映画が子供見れるのか、についてまとめました。
実際に小学生低学年の息子と一緒に観にいったので、息子の反応も含めて詳しく解説しています。
親子で楽しめる映画なのか、気になる怖いシーンはあるのかはもちろん、楽しく観るためのコツをお伝えするので、しっかりチェックしていきましょう!
※一部、映画の内容のネタバレを含みます。注意してください。
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はたらく細胞映画は子供見れる?年齢制限と内容を解説
基本的には、大人から子供まで楽しめる内容ですが、親としては「子供にとってはどうなんだろう?」と不安になることもあるでしょう。
ここでは、年齢制限や内容について詳しく説明しますので、安心して鑑賞できるかどうか判断する材料にしてください。
映画の年齢制限について
はたらく細胞の映画には、実は年齢制限がありません。
どの年齢の方でも、楽しんで鑑賞できる作品として公開されています。
でも、実際に観た感想としては、内容的には小学生以上だと存分に楽しめると感じました。
その理由は… ※一部映画のネタバレを含みます。
1.ウイルスや細菌の名前が難しい | 幼児には馴染みのない具体的なウイルス名が出てくる。 例)「インフルエンザ菌」と聞いて「体にとっては敵だ」と認識できる知識が必要。 |
2.体の中の器官や仕組みに関する知識が必要 | ある程度の人体の基礎知識が前提になっている場面がある。 例)「肺に血液役の人が集まっている=肺から全身に酸素を送る」などの知識が必要。 |
3.期間や細胞の名称が漢字で表示されている | 幼児には読めない漢字が出てくる。 例)「肛門」「心臓」「肺」「気管支」などが漢字で書かれている |
4.基本の健康知識が必要 | 多少の健康知識がわかっていた方が楽しい場面がある。 例)「メタボ」「アルコールの摂りすぎは良くない」「タバコは体によくない」などの不摂生で体環境が悪影響を与えるシーンなど。 |
5.「擬人化」を理解する必要がある | 「細胞やウイルスが擬人化されている」というそもそものスタイルを理解するのが難しい場合がある。 |
6.リアルな戦闘シーンがある | 5の擬人化がわからないと、ただの怖いシーンになる可能性もある。 |
主に、このような理由から、映画のメッセージ性を受け取りながら楽しく鑑賞するためには、小さなお子さんには少し難しい部分もあるかもしれません。
ただし、視覚的にはカラフルでポップな場面や演出が多く、子役もたくさん出ている映画なので、基本的には小さな子どもでも楽しく鑑賞できます。
小学生の観覧に関する注意点
小学生の子どもたちには、とても楽しめる映画です。
人体の仕組みを学べる教育的な要素もたくさん含んでいます。
学校の授業で「体の仕組み」を学び始めた時期にぴったりで、内容をより深く理解できるでしょう。
ただし、戦闘シーンや病気を擬人化したキャラクターが登場するため、敏感な子供が驚く可能性もあります。
映画を観る前に、簡単なあらすじや登場キャラクターを一緒に確認しておくといいかもしれません。
また、映画を観終わったあとは、今後熱が出た時やケガをした時など、身体の中でどんなことが起きているか想像できるようになりますよね。
膝のかさぶたを剥こうとしている子どもに「せっかく体が作ってくれたかさぶただから、大事にしておこうね」などと声がけすると、かわぶたを剥がさずにいてくれるかも、しれません。
はたらく細胞映画の怖いシーンとは?具体的な描写を紹介
『はたらく細胞』映画の魅力は、細胞たちが繰り広げる戦闘シーンや、体内でのストーリーの面白さです。
しかし、親としては「怖いシーンがあるかどうか」が気になりますよね。
特にお子さんが見る場合、どんな描写があるのか確認しておくことが大切です。
次は、映画の中で怖いシーンについて、詳しく見ていきましょう。
※一部映画の内容のネタバレがあります。注意してください
白血球と細菌の戦闘シーン
白血球などの体の健康を守っている細胞たちが、細菌やウイルスと戦うシーンは、映画の中でも盛り上がる場面です。
細菌を退治する際には、武器を使ったアクションや、細菌が倒される描写があります。
ただし、血液や戦闘シーンの演出は、怖いというよりはエンターテインメント性が高いです。
そのため、小学生以上のお子さんであれば、必要以上に怖がる心配はないでしょう。
ただし、小さな子どもや敏感な子な場合はびっくりすることがないよう、事前に「体の中の働きを楽しく描いている映画」ということを説明してあげると安心です。
我が家の息子も、ウイルスが倒される描写では一部目を覆っていました。
帰ってきてからも「怖かった」と言っていたので、YouTubeにあるメイキング動画を見てみました。
ワイヤーアクションや、俳優さんがリアル感を出すために心がけたことなどが見れて、怖かったシーンが好きなシーンに変わっていきましたよ。
もし、お子さんが「怖い」と言っていたら、ぜひ試してみてくださいね。
病気や怪我の表現について
映画では病気や体調不良も擬人化して描いています。
たとえば、腸内環境の乱れを「悪い細菌」として表現し、それに立ち向かう細胞たちが奮闘する様子があります。
教育的であり、体の健康について考える良いきっかけとなるとともに、病気の影響をリアルに表現する場面は小さな子どもには少し刺激が強い場合もあるかもしれません。
しかし、病気や怪我から回復する過程も描かれているので、最後は希望を感じられる内容になっていますよ。
子どもの年齢や性格に合わせて、事前に説明をしておくといいでしょう。
「怖い」と言うお子さんには「怖かったね」と共感してあげつつ、「あなたの体の中にも、ばい菌をやっつけてくれる強い味方がいるんだよ」という、安心できるかもしれません。
はたらく細胞の映画を子供と一緒に楽しむためのポイント
映画を楽しむためには、事前に少し準備をしておくと子供たちも安心して楽しめます。
また、映画の内容が少し難しい場合もありますので、親が一緒にフォローすることが大切です。
ここでは、子供と一緒に映画をより楽しむためのポイントを紹介します。
事前の準備と説明のコツ
映画を見る前に、子どもと一緒に「はたらく細胞」の世界観について話し合ってみましょう。
体の中にはたくさんの細胞がいて、みんなで協力して体を守っているんだよ、などと簡単に予習するのがおすすめです。
アニメ版を先に見せておくのも良いアイデアになります。
実写版よりもアニメの方が、子どもには受け入れやすいかもしれません。
また、字が読めれば漫画を先に読むのもおすすめです!
細胞やウイルスについても説明書きも入っているので、より理解しながら読み進められますよ。
事前に、アニメや漫画を見ておくことで、怖いシーンがあっても「体を守るために必要なことだ」と理解したうえで映画を観ることができるでしょう。
映画鑑賞後のフォローアップ
映画を見た後は、子供と一緒に感想を話し合うのがおすすめです。
面白かったところ、怖かったところ、分からなかったところなど、じっくり話を聞いてあげてください。
分からなかったことがあれば、一緒に調べてみるのも良いですね。
体の仕組みについて、さらに詳しく学ぶきっかけになるかもしれません。
映画の内容を通じて、健康の大切さや体を大事にすることの重要性を伝えるチャンスです。
楽しかった思い出と一緒に、健康意識を育てる大切なメッセージも心に残るはず。
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まとめ
今回は、映画『はたらく細胞』は子供見れるのか、怖いシーンがあるか、について解説しました。
映画の内容は、楽しく子供見れる内容になっています。
年齢制限はなく、幅広い層に向けた作品ではありますが、小さな子供には一部の戦闘シーンや病原菌の描写が少し刺激的に映るかもしれません。
戦闘シーンや病気の描写はコミカルかつ教育的なため、小学生以上なら必要以上に怖がる心配はなく、安心して観られるでしょう。
映画鑑賞の前後で親が少し説明やフォローをすることで、子供の理解を深めながら一緒に楽しむことができますよ。
家族で一緒に楽しみながら体の不思議さや大切さを学べる作品になっているので、ぜひ家族みんなで映画館に足を運んで『はたらく細胞』をみてくださいね!